路地裏には、つい寄ってしまう不思議なパン屋がある

JR折尾駅に向かう路地裏にあるパン屋。通勤で電車を利用していた私は、オープンがとても楽しみで、ガード下の通路を通らずあえてこの路地を通っていた。

こじんまりとしたお店にオーブンが幅を効かせている店内が見渡せる大きな窓に並ぶパンのショーケース。木製小屋をリノベした優しい店作りにそった素朴な雰囲気のパンが並ぶ。

その中に「マイニチ・ブラン」と名付けられたパンが、私の通勤になくてはならない存在になるとは、、、

推しパン屋とラーメン屋は熱いファンが居て炎上するよ!と言われたことに納得

食のエッセイに投稿しようと話をすると言われるのがこのセリフ。
確かにパンとラーメンはファンも多く、しかも熱狂的な方が多い。
そんな業界の記事をあえて書きたいと思えるほど、この「マイニチ・ブラン」にハマってしまった自分が不思議だった。来店ポイントカード10回をあっという間にクリアしてしまうほどに、、、

利便性というパン屋にとって重要な要素

「マイニチ・ブラン」は、食パン生地にホワイトチョコを練り込んだ甘めのパン。
甘めと聞くとおやつに食べるような菓子パンを思い浮かべるだろうが、このパンはちゃんと「朝食パン」である。春よ恋、キタノカオリといった国産小麦粉を使った生地は、しっとりとしていて小麦の香りが際立つ、仕事まえの気分を晴々とさせてくれるそんな印象。

さらに通勤ルートにお店があり、もうそこを通る選択肢しかないと思ってしまう、私に取って絶妙すぎる立地だ。ずるい、この場所はずるい。でも私にとっては最高の立地である。

習慣化してしまう魔力

立地だけではなく、お店の雰囲気、ツバメがモチーフのお店の看板ロゴもシンプルでとても合っていると感じる。ショップカードや使っているフォント、ショーケースの素材などお店の全体のコーディネートがバッチリはまっていて、以前からずっとそこに存在していたように、路地裏の街並みに自然に溶け込んでいる。「違和感がない」現代においてパンは私たちの食文化にすっかり入り込んでいる。そんなパンと同じようにその場所に馴染むことを意図的に作っているのではないかと私は感じました。

日常に溶け込む、日常に馴染む、飲食店にとって結構重要なことだと思う。そんなことを勝手に考えながら電車を待つホームでむさいおっさんがお洒落なパンを食べているというシュールな日常を作ってくれた。

お店作りにおける行動心理学的な3つのポイント

狙ってお店作りをすることの重要性を改めて思った「路地裏ベーカリー」さん。

「しっかりした地力」
「日常に溶け込む」
「違和感がない」

パン文化そのものような、まさに「マイニチ」なパン屋さん。今回は私の勝手な主観全開で書き綴ってみました。こんな素敵なお店が地元にできるのは本当に嬉しいですよね。
今後も応援していきたいと思います。
が、コロナを機に車通勤になってしまった、、、ちょっと遠回りして行ってみよう。

(作・杉野重人さん)

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